14.11.12

シュトレンシーズン

11月に入るとここ農場のパン工房ではシュトレンを焼きます。
ほかにもクリスマスのパンも焼いています。
フリューフテブロートといって、ナッツとドライフルーツとココナッツがいっぱい
入ったお菓子パンです。
この時期になるとクリスマスだなーって実感しながら働いています。

ケーキ工房はもっと大変。
ドイツではクッキーをいっぱい焼く習慣があるようで、クリスマスまでの期間に
クッキーを食べながら待つようです。
だからクッキーの種類もいっぱい。量もいっぱい。仕事もいっぱいです。
まあ、私はクッキー作業に関わったことがないので、シュトレンの話。

ここ農場のシュトレンはほかのパン工房に比べたら遅めの作業開始だと思います。
早いところ、特にスーパーにいくと9月下旬からもうシュトレンが並んでいるんだよね。
そんなにクリスマスまで行事がないのか!!とつっこみたくなるところです。

しかし、今年の農場パン工房は違う。
私がここのパン工房で働いてもうかれこれ5年以上になるのですが、
例年は11月中旬からシュトレンを焼き始めていたのが、11月1日から焼き始めている。
しかも週に2回ペースです!!!
昨年までは週に1回ペースだったはず。そんなに売れ行きがいいのか?
焼いている工程を見ていると、見ているだけなのに胸焼けが起きる私。
なにせ生地中のバター量もすごい上に焼き上がったシュトレンにとけたバターを
塗りたくる。しかも3回!!
この作業をしているだけでもうおなかいっぱいです。
そして、梱包には粉砂糖を大量に使うので、この砂糖の量でまた胸焼け。
よくもまあ2007年から毎年シュトレン包めているなと一人自画自賛しながら
今年もシュトレンの梱包をしています。
このシュトレンを焼く作業はクリスマス直前まで続きます。
しばらくお菓子という甘い物はいっさいうけつけない日々が続きそうです。

あと、個人的には昔のシュトレンが好きなんだよね。なので、味見以外はいっさい
口にしなくなりました。
昔は何個でも食べていたのに。。。(だから急激に太ったんだよね)
もう一つのクリスマスのパンも昔の方がおいしかった。
こうやってここ農場のパン工房もパンの味が少しずつ変わりつつあります。
おいしくなるのは大歓迎だけど、おいしくなくなるのはちょっと寂しい。
ここ数年、本当においしいとおもえるシュトレンに出会えてないです。

さーてまた勉強しよう。

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